解体工事の作業は、トラブルが起こってしまう可能性の高い作業が多数存在します。
そんな中でトラブルを起こさないようにする対策は何があるのでしょうか。
業者選びを慎重に行う
トラブルを防ぐ方法を考えることも大切ですが、まずは最初の業者選びを慎重に行いましょう。違反業者や悪徳業者に依頼してしまうと施主が様々な点において損することになってしまいます。
ダメな業者に依頼してしまうと、違反が見つかった場合は工事が滞ってしまい、工事が遅くなってしまうこともあれば、最悪の場合は工事の途中放棄や多額の追加費用などによって悪徳業者にお金を余分に取られてしまう可能性もあります。
そこで許可の保有、マニュフェストの発行、行政処分履歴、指名停止履歴、過去のニュース、暴力団との関与を依頼する前にしっかりと調べるようにしましょう。
現在はネットで検索するとある程度の情報は入手することができるのでまずはネットで検索して業者の候補を絞り込み、役所で聞いてみてからどの業者を選択するかを決めると違反業者や悪徳業者を選択してしまうリスクが軽減されるでしょう。
挨拶回り
解体工事は騒音や振動、工事車両による道路の封鎖など、近隣に迷惑をかけてしまう事はどうしても避けることが出来ません。
そこで、まずは工事を始める10日~1週間前に隣家、向かいの家、裏の家を目安に挨拶回りに行きましょう。
突然被害や迷惑を被ってしまうと怒りが溜まってしまいますが、事前に伝えておくと怒りが緩やかになるという習性があります。
解体工事が終わり、その後に新たな家を建ててそこに住み続ける際などは近所付き合いが今後も続いていくことになります。解体工事を行う際は近隣の住民との関係も大切にしましょう。
また、挨拶回りの際に挨拶状を用意していくと良いでしょう。挨拶状には「ご協力のお願いとお詫び」「工事の名称」「施主」「工事場所」「工事期間」「休日」「施主工業社」などを記載するようにしましょう。
挨拶回りは基本的に業者が行ってくれますが、施主も同行すると事情が説明しやすく、スムーズに終わります。
まとめ
解体業者とも近隣住民とも、トラブルはできるのであれば避けたいものです。
トラブルが発生してしまった際にどのように対処するかを考えるのももちろんとても大切な事ですが、まずは業者選びや挨拶回りなどを通して、トラブルを発生させないような努力をしましょう。